はぐれ組

お兄様のblogを読んで思ったこと。

アレコレ書いていたらサーバーエラーで消えたりして
書き直していたら、なんかテンション変っちゃったんだよね。（苦笑）
でも、せっかくなんで書き上げてみた。

興味のある方は続きをクリックして下さいな。

お兄様があそこで何を言わんとしていたのかがよく分からないけど･･･
私、アーティストと呼ばれるモノ自体のレベルが低くなっているよーに思うんだよね。
特に「インディーズ」なんてものが世の中に確立されてからは。

今はもうどっぷり業界に浸かってお仕事なんぞしていないけれど、
お仕事をしていた時にゃーまだ「インディーズ」なんてものは確立されていなくて、
ただ単に「プロ」か「アマ」という区別しかなかったように思う。
そう、だから、デビューしていなければアマチュア（素人）として扱われていたし、
デビューまでの道のりもそう簡単じゃなかったし、デビューしてからも厳しく言われて･･･
兎に角「プロ」というものに対しての意識は今とは比べ物にならないぐらいに
厳しくてハードルも高かったように思う。

まぁ、これは昔も今も変らないことだとは思うけど、
デビューしても力のない人間や志の低い人間はサクサクっと消えていったからね。
だから、仕事を通じて知り合ったバンドやアーティストをどれだけ見送っていったことか･･･
仲良かったアーティストたちがどれだけ廃業していったことか･･･（遠い目）

あ、勿論、アマチュア時代から応援していて今も活躍しているアーティストたちもいますよっ！（笑）


ん？なんか話がズレたな･･･


ただね、インディーズが確立されてからは音楽に対する間口が広がり、敷居が低くなったと思う。
だから、本当に色んなヒトが自分の作品を発表するようになったと思うし、
また、それらを音源化（CD等に）して自由に配布したり販売出来るようにもなった。
ライブだって同じ。昔に比べたら容易にライブが出来るようになったと思うもんね。

だから、なんちゃってミュージシャン、なんちゃってアーティストが増えたんだと思う。

ちょっと楽器が上手く弾けて、ちょっと歌が上手く歌えて、
で、音源を作って販売したみたりして、ライブをやったりして･･･

ホント、色んなことが容易に出来るようになったと思うもん。
簡単に「インディーズデビュー」出来ちゃうんだもん。



だから、レベルが下がるんだと思う。
「プロ」意識が低下するんだと思う。


そして、勘違いするヒトが増えるんだと思う。



私がお仕事させて頂いていた音楽事務所には超有名どころがゴロゴロしていた。
今も第一線で活躍されていらっしゃる方が多くいた。

でも、彼らは謙虚だったよ。
末端で働く私に対しても優しく接してくれた。

あ、中にはひでぇ人もいたっけな･･･（遠い目）

いつも「はぐれ組」でも書いているけれど、
プロとして活動している人達は「感謝」の気持ちを決して忘れない。
どんな時でも。どんな些細なことでも。
そして、何事に於いても貪欲だったかもって思う。
私が何気なく持っていたモノや、使っているモノにも興味を示して
本当に色んな質問をしてきたもんなー。
というか、色んな事に興味を示したりして純粋な面を持っている方が多かったかもな。

うーん。懐かしい。

だから、イマドキのヒト達を見ているとね、
大成しないだろうなーって思っちゃったりもするのよ。（苦笑）

些細なことが出来ないから。
些細な事に目を向けられないから。

何でも簡単に手に入れてしまうから。


人前に出て何かを発することの楽しさ、厳しさ、難しさ
人様からお金を頂くことの重み、嬉しさ、有り難味

希薄になり過ぎているんだよね。
色んなモノゴトの「大切さ」を忘れがちなんだよね。

ま、アーティストに限らずだけどね。