はぐれ組

何だかなぁと思ったこと。

野暮用があり恵比寿まで出向く。
恵比寿駅の改札を出て大通り方面へと足を向けると
目線の先に車椅子の女性が緩やかなスロープを必死に上ってる。

車椅子を使ったことのある人ならお分かりだろうけど、
ちょっとの段差やスロープがどれだけの労力を要するものか･･･

その女性の周りには勿論、週末を楽しむであろう人たちが沢山歩いてる。
誰も声をかけないんだね。目の前で必死に車椅子を押している方がいるのに。

私、走って行っちゃったよ。
そして、押しましょうか？って声をかけたら
『お願いします』って言われたので平らな場所まで押してきたよ。

福祉だ、介護だって騒がれている昨今
日々の生活で出会う小さな思いやりに目を向けられずして
何を変えようっていうんだろう？って思っちゃったよ。

惜しむものじゃない。
愛しむものだよ。
人が人を思いやるココロってやつは。